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プラモデルパーツ洗浄と外し方のコツ!紛失時の対処法も!

投稿日:2019年2月3日 更新日:

プラモデルパーツ洗浄と外し方のコツ!紛失時の対処法も!

◆プラモデルパーツ洗浄の必要性

「ボディ・パーツの洗浄」は、プラモデルの制作前にまずやる事です。

プラモデルの部品は溶けたプラスチックを金型に流し込んだ時に金型から外れやすいように分離剤という液体が塗られています。

その分離剤を洗い流す為に中性洗剤で洗い流す必要があります。

ランナーが浸かるぐらいの容器に水を溜め、食器用洗剤を軽く入れて混ぜ、その中でジャブジャブと洗ってください。

その際、細かいパーツが折れないようにしてください。

水流の圧力で折れる部品もありますので気を抜かないでください。

柔らかい大きめの刷毛があれば、撫でるようにして洗うことが出来ます。

 

最後に洗剤がしっかり取れるまで水洗いして完全に乾かしましょう。

慌ててドライヤーで乾燥させないでください。

部品が熱で変形する事があります。

タオルやティッシュで拭くのも極力避けましょう。

タオルの生地に細いパーツが絡んで折れたり、せっかく綺麗に洗ったのにティッシュの繊維が付いたりするからです。

 

設計図には「組立前には洗浄してから・・・」と書いてありますが、最近のプラモデルは洗浄をしないまま組み立てたり塗装をしても塗料が剥がれたとか接着したところが取れたというような話はあまり聞かれません。

気になるなら本体だけでも洗浄するようにしましょう。

 

◆プラモデルパーツ外し方のコツ

ランナーからパーツを外す時はいきなりねじって取らないでください。

必ずニッパーやカッターナイフで切り離しましょう。

小さい爪切りをプラモデル専用に用意しておくと使いやすい時があります。

 

切り離した部分は小さい突起がありますのでカッターナイフ等で丁寧に切り離すか、ヤスリで整えてください。

他の部品をランナーから外す時に、先に取り外した部品が付いていた突起物で怪我をする場合がありますので注意しましょう。

 

細かい部品が多いプラモデルの場合、一つの部品を取り外す事ばかりに集中して、他の部品をつい折ってしまう時がありますので注意してください。

色が付いている部品が割れた時は接着して整えれば大丈夫ですが、特に透明部品に関してはヒビが入ったり割れたりしたら取り返しがつかなくなりますので細心の注意を払ってください。

 

◆プラモデルパーツを紛失した時は

もし、部品を紛失したと思った場合はまずは落ち着いて深呼吸して「いつ無くなったか?」無くなってからの行動を思い出しましょう。

例えば

「ティッシュで拭いた時に、引っかかって一緒にゴミ箱に丸めて捨ててしまった」

「長袖の衣服の袖の中に入っていた」

「他の部品の裏に付いていた」

「掃除機で吸い込んでしまったかも?」

「椅子や床に落ちていないか?」

「途中でトイレに行った時の動線を確認する」

など、様々な要因が考えられます。

 

特に車輪付きのチェアに座って作業している場合はそっと立って車輪で部品を轢いて壊さないかゆっくりと確認して立ち上がりましょう。

 

紛失したパーツは「さっきまでココにあった」のですから必ずあるはずなのです。

諦めずにスリッパの裏とか、とことん探しましょう。

 

床掃除用のシートワイパーなどで優しく床を撫で回すと、見えないような小さい部品でも引っかかってくれる場合があります。

 

散々探しても無くしてしまった、自作も困難な部品の場合は、設計図の中に部品請求の方法が書かれている場合がありますので、指示に従って取り寄せる事ができます。

もし部品請求の事が書かれていない場合は、メーカーの相談室に電話をして相談してみましょう。

「無くした部品のみ」の請求は通常出来ません。

大体、その部品が付いていたランナー全体が送られてきます。

請求するついでに他に失敗した部分が無いか確認して一緒に請求するのもアリかもしれませんね。

パーツ紛失は誰でも一度は経験するものです。気を落とさずに!



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