プラモデル タイヤ処理方法!自作のコツや塗装方法をお教えします
◆プラモデル タイヤ 処理
プラモデルに入っているタイヤは小さな縮尺のもの以外はほとんどが「ゴムタイヤ」です。
最近のキットでは大丈夫かと思いますが、ホイールのプラスチックとの相性が悪くて、月日が経つとホイールが溶けてしまう場合があります。
プラモデルのメーカーによって、溶けない物もあれば溶けるスピードが速い物もあります。
溶けるかどうかは保管状況によっても変わるかもしれないので長期保管をする場合は、ボディからタイヤとホイールを外して、タイヤはプラスチックのケースには直接置かず、厚紙などを敷いた上にタイヤ4本を積み重ねずに「全て樹脂(プラスチック)から離して保管」してください。
ケースに直接置くとホイール同様、ケースのプラスチックを溶かす恐れがあります。
タイヤを重ねて積むと見栄えは良いですが、お互いが溶け合うかもしれませんので絶対に積まないでください。
もしタイヤを装着した状態で長期展示する場合は、タイヤとケースが干渉する部分に黒い紙を敷くなり、車体全体を数ミリ浮かせてベースのプラスチックとタイヤが接触しないようにしましょう。
プラモデルのタイヤには、金型から抜いた時に出来るパーティングラインがタイヤの真ん中にありますので、カッターナイフや紙ヤスリなどで軽く削って取り除いてあげるとリアル感が増します。
◆プラモデル タイヤ 自作
「プラモデルのゴムタイヤはホイールを溶かす」というのは車のモデラーさんの悩みの一つです。
そのままにしておくと溶けてしまいますので完成して写真を撮ったらすぐに外しておくほうが良いようです。
しかし外して飾っておいてもあまり見栄えが良いものではありませんよね。
ということで、どうしてもタイヤを付けたまま飾りたいならば「ゴムタイヤを型取りしてレジンで作り変える」という方法があります。
これは慣れないとなかなかうまくいきませんがトライしてみる価値はあります。
ここでは簡単な説明とさせていただきます。
まず、そのタイヤを型取りする為の「シリコン」と「レジン」とそれを混ぜる容器などを一式準備します。
比較的大きな模型店か東急ハンズ、手芸用品店やあ日曜大工のお店に置いています。
準備するものはネットで検索するとすぐ出てきます。
次に、型取り用のタイヤを用意しますが、前輪と後輪で直径や幅が違うことがありますので、前後のタイヤは同じものか、違うものかをよく見て型取りをするか決定しましょう。
用意したタイヤをシリコンで型取りします。
型取りが終わったらそこにレジンを流し込んで固まるまで待ちます。
完全に固まったらシリコン型から外して余計なバリや気泡による穴などを埋めて整えます。
ホイールとレジンで作ったタイヤが綺麗に入るか、確かめます。
大体のホイールはタイヤがズレないように凸のレールがありますのでそれを削ってやる必要がある場合があります。
ホイールとレジンタイヤがちゃんと収まるようになったら艶消し黒に塗って完成です。
もしもの事を考えて、ホイールとタイヤは完全に接着はせずに、両面テープか何かズレなくなるもので固定しておくだけで良いと思います。
この作業は少しの慣れと時間・お金が掛かりますので、数台のプラモデルのタイヤを同時に「レジン化」されると良いでしょう。
◆プラモデル タイヤ デカール
タイヤの文字デカールに関しては、いずれボロボロと剥げてしまうので「プリンターで出来るデカール」で複製しておくと良いです。
プリンタ用のデカールは家電量販店のプリンター用紙のコーナーなどにありますが、沢山あるので間違えないようにデカールを持参して「これと同じようにプリントしたい」という目的を店員さんに確実に伝え、確認して購入しましょう。
もし、タイヤ自体に文字の刻印がある場合は塗料で塗ってあげると良いのですが、白や黄色のレタリングが多いですが、そのままの色で塗ると派手に見えて急に「オモチャっぽく」見えます。
塗装時には少し暗めに調合して塗って、馴染むように少しウェザリングをしてあげると落ち着いたように見えます。
◆プラモデル タイヤ 塗装
タイヤを塗装する場合は、エナメル系塗料が良いように感じます。
ゴムの質によってはツルツルに光っているものや、たまにグレーっぽく見える場合がある時に塗装をすることがあります。
海外のキットには、タイヤ自体がプラスチックパーツで出来ているものがたまにありますので、その場合はもちろん塗装しないといけません。
ラリーカーやミリタリーのジープなどで泥を表現する時は汚しを入れる時はありますが、最近はタイヤを塗る事は殆ど無いかなと思います。