プラモデルの塗料の廃棄方法は必ず守る!再生方法はあるのか?
◆うすめ液や塗料の廃棄方法
販売されているプラモデル専用の塗料やうすめ液は1本あたりの「絶対的な量」が少ないものが多いでしょう。
なので、ほぼ使い切るか自然に揮発してしまうこともあるので、液体の状態で廃棄することはほとんどありません。
もし残った場合は、廃棄する前に新聞紙やウェスなどに染み込ませてビニール袋に入れ外にぶら下げて揮発させ、完全に乾いてから捨てます。
中毒になる恐れがあるので室内には吊るさないでください。
ビンなどに大量に残っているものは、近隣に匂いがまわって迷惑がかからないようにフタを少し緩めて数日から数週間、時間を掛けて屋外で揮発させます。
中の液体が揮発し完全に固まったら燃えないゴミにて処分します。
水性塗料・油性塗料・溶剤ともに、絶対にキッチンやトイレに流さないでください。
排水パイプに塗料がこびりついて詰まりの原因になったり、排水管を痛める場合があります。
当たり前のことですが、絶対に河川や側溝に流さないでください。
環境汚染の原因となります。
自分の趣味のためだけに地球を汚すのは絶対に止めましょう。
スプレー缶の塗料が残った時は、屋外でダンボール等に吹き付けながら音がしなくなるまで中を出し切り、ポンチで穴を開けて圧力を抜いて処分します。
容器を廃棄する場合は、ガラス・プラスチック・金属・フタ・スプレー缶などで廃棄方法が違います。
町の条例で変わるかもしれませんので区役所等で確認することをおすすめします。
◆余った塗料の保存方法
塗料が余った場合はフタを固く締めて冷暗所で保管しますが、フタの内側やスクリュー部分に塗料が付いたままだと次に使う時、最悪開かなくなってしまいます。
ですから面倒でも綿棒で拭いたりスクリューの溝に固まった部分はカッターナイフ等でしっかり取って締めましょう。
長期保存になりそうな場合は揮発の事も考えて、うすめ液を少し多めに入れて薄めた状態で保存します。
保存場所は
1:冷暗所
2:湿度の低い場所
3:火気のない場所
4:凍結しない場所
に保存すること。
常にプラモデルを作っている方なら問題はありませんが、何ヶ月に1回とかのペースの方は時々確認したり混ぜてあげると良いかもしれません。
◆固まってしまった塗料は再生できる?
昔、固まってしまった塗料にうすめ液を入れて溶かした事がありました。
うすめ液を入れて溶けるまで待つしか無かったです。
状態によっては使えるようになるまで何日掛かるかわかりません。
確か一部溶けてない粒に気付かないで塗ったらブツブツになって使用をやめた記憶があるのでオススメはしません。
溶けかけた塗料を濾した方が良いですが、諦めて新たに買い直した方が安心です。
失敗の元になるような事は避けたほうが無難です。
何本も塗料をダメにしてきた私が言える事ではありませんが、道具や材料と上手に付き合うのも「モデラーになる第一歩」ですね。
◆かしこい塗料の購入方法
私は必ずお客様が多い、商品の回転率が良いお店で購入しています。
回転率が悪そうなお店では、塗料に関しては何年置かれているかわからない場合が多いので、もしかしたら中身が揮発してドロドロになっていたり変質していたら怖いからです。
お店で欲しい塗料を買う前に、よく振って瓶の底を見て綺麗かどうか、ドロドロしていないか確認しましょう。
使う量にもよりますが、綺麗に作りたいと思ったキットの場合は新たに買い直しています。
何度も使っている塗料には、ホコリ等が入っている可能性があるからです。
なので私は既に使用中の塗料は別の用途に使い、少しお金が掛かりますが新品を1本多めに購入しています。
製造ロットによって色味が変わったらいけない場合もありますし、特にスプレー缶などは1本多めに買って失敗しないようにしています。
スプレー缶に関しても古いものは避けたほうが良いでしょう。