プラモデル 極上のメッキ塗装とメッキ剥がしを極めろ!
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◆プラモデル メッキ塗装の基本
プラモデルには、本来はメッキである部分がメッキされていなかったりして完成後にキラキラ感がなく少しがっかりしてしまう事があります。
小さい部分ならシルバー塗装でなんとか納得できますが、製品の価格設定の為、車のグリルやバンパーがメッキでなかったらがっかりします。
昔はただのシルバーで塗るしかなかったのですが、最近は「出来るだけメッキに近い塗装」が出来る塗料が数種類販売されています。
それらはあくまで「メッキ調の塗装」ですので「完全なメッキではない」という事を付け加えておきます。
このメッキ調塗料は筆塗りでは表現出来ません。
スプレーガンを使用する事になります。
下地をブラック・クリア塗装をした後、メッキ調塗料をスプレーガンで塗装し、製品によっては更に上からクリア塗装をしなければならない場合があります。
なので一言で言うと「意外と大変」です。
筆塗りだったらどこまで光るのか?下地塗装をしなかったらどうなるのか?を、ランナーなどで試してみて、納得できたらそれでも良いでしょう。
熟練したテクニックも必要になってきますので、よく調べてみて出来るかどうか本番の前に一度試して見る事をお勧めします。
プラモデル制作
窓枠のメッキ塗装とホイール塗装
バンパー当ててみました pic.twitter.com/gHHKXfFaO9— 親☆方 (@AsueU8rrNiEp1n7) 2019年1月9日
◆プラモデル メッキ剥がしの使い方
通常は「メッキ剥がし剤」というものが販売されていますのでその液体に漬けて剥がすと大体剥がれます。
ただ、金メッキ調の部品などはシルバーメッキの上に黄色の塗料を塗装している場合がありますので、まずはその塗料を剥がす事から始めます。
シルバーメッキの状態になった時に初めてメッキ剥がし剤に漬け込むます。
しだいにメッキが剥がれていきますが、プラスチックとメッキの間に、更に塗装がされている場合がありますので、状況によっては更に溶剤に浸け込んで塗装を剥がしてください。
メッキを剥がすには塩素系の漂白剤を2~3倍に薄めて漬け置きすると剥がれていきます。
※メッキ部品のランナーなどで必ず試してからにしましょう。メッキ剥がしは自己責任で作業してください。
◆プラモデル メッキ加工はプロに任せる
プラスチックのメッキ加工ですが塗ると一瞬で鏡のようにメッキ状になる特殊な塗料がありますがとても高額で、小さい部品のために数万円もかけることが出来ないと思います。
なのでここでは「自宅でメッキ加工は出来ない」ということで進めていきます。
インターネットで「プラスチック メッキ加工 業者」で検索すると複数の業者さんがヒットしますので、お近くあるいは希望のメッキを施工してくれる業者さんに電話をして個人でも受けてくれるか聞いてみてください。大体してくれると思います。
面積などで金額が多少掛かるかもしれませんが「本当のメッキパーツ」として仕上がってきます。
これが一番確実で綺麗で満足行くかもしれません。
何種類ものメッキ調塗料を試してみたが失敗し、その分の金額に少しお金を足すだけで本格的なメッキが出来る金額になったという事にもなりかねません。
見積もりを取ってそれぞれの金額・失敗した時の事など総合的に比較検討してみましょう。
それだけでなく「このような業者さんもあるのか!」と、勉強になりますので一度調べてみると良いでしょう。
◆プラモデル メッキパーツはデリケート
プラモデルに最初から入っているメッキパーツは、アルミの蒸着で出来ています。
メーカーにより多少の差はありますがとてもデリケートですので、傷が入らないように開封後はすぐに取り出し、タオルなどの柔らかい物の上に置くかランナースタンドに立てて塗料が飛んだりしない場所に保管しましょう。
傷が気になる方は購入前に店員さんに箱を開けてもらってメッキの状態を確認してから購入しましょう。
◆プラモデル メッキ接着のコツ
塗装ではなく最初から「製品として蒸着メッキされたパーツ」は基本的に接着しても完全には接着できず時間が経つと剥がれます。
接着時に、接着したい部分を少し剥がしてやる必要があります。
接着したい部分のメッキを剥がす時、気を付けないと大きくパリッとメッキが剥がれる事がありますので充分注意してください。
どうしてもメッキを剥がしたくない場合は「木工ボンド」で接着しましょう。
木工ボンドはプラスチックもメッキも痛めませんが、乾きが若干遅いので乾くまで抑えておく必要がありますが、ボンドが乾く寸前であればはみ出た部分も水分を含ませた綿棒でボンドを拭き取ることも可能です。
※ただしメッキが薄い場合、こすったら傷が入ったり薄くなる場合がありますので慎重に拭いてください。
綿棒やティッシュでも細かいキズが付く場合がありますので絶対に強く拭かないでください。シンナーも厳禁です。
少し傷が入ったからといって、コンパウンドで磨かないでください!すぐに剥がれます!
少し時間が掛かっても綺麗に接着出来ますのでそのくらいは我慢しましょう。
瞬間接着剤はメッキが白くなってしまいますので絶対に使わないでください。
◆プラモデル メッキシールの貼り方
メッキシールは基本的には貼り方さえうまく貼れれば手軽に一番「メッキ風」に見えるものだと思います。
例えばウインドウモールに綺麗に貼ることが出来れば塗装のシルバーより、本格メッキの明るいメッキよりも一番しっくり来るかもしれませんね。
メッキシールはとても極薄なので簡単に爪でも破れてしまいます。
使用する前に、爪を切り先端を整えてから使ってください。
まずバンパーなどのメッキシールを貼りたい部品の表面を綺麗に整えます。
表面が整っていないと貼った後に傷などがリアルに浮き上がってきますので丁寧に整えてください。
表面が綺麗になったらその部品を包み込むぐらいの少し大きめのメッキシールを用意し、中心から外に広げるようにゆっくりと馴染ませながら貼っていきます。
リベットなどの細かい突起物にも綺麗に馴染んでくれますが、決して慌てないで綿棒などでゆっくりと伸ばすように、馴染ませるように貼っていってください。
急いで馴染ませようと、綿棒などでグリグリするだけで傷が付いたり破れたりしますので慎重に。
貼り終えたら余分な部分を丁寧に切り抜いて完成です。
文章で書くと簡単に感じますが最初はうまくいかない場合があります。
ゆっくり剥がせばやり直しが出来ますので何回かトライしてコツを掴んでください!
ガイアノーツの
プレミアムミラークローム
最高です‼️
メッキ塗装が簡単になったイメージ。
プラスプーンは下地無しでさっさとメッキに‼️
タミヤ787Bのホイールリムも完璧です‼️今まで使ってきたメッキ塗料はもぅ使わんやろなぁ…。#ガイアノーツ#プラモデル#タミヤ787B pic.twitter.com/jcKEmV9jsG
— レフティ (@naosanrobin) 2018年3月2日