プラモデル リベット表現の効果と手法を公開!
◆プラモデル リベット表現の効果
プラモデルにリアリティを出すにはリベットの表現が重要。
飛行機や戦車、古い車にリベットの表現をするとしないとでは「見応え感」がまるで違います。
リベット止めされたプレートがいかにも「別体」で取り付けられているかのような演出が出来ます。
そのリベット表現が多少縮尺に合わなくても製作者がその作品に対する思い入れ・コダワリが伝わってくる部分でもあります。
モデラーさんの作品を見る機会があったら、よく観察してみましょう。
#過去作
プラモに出戻ってからつくっていて1番楽しかったのは
タミヤ1/48 F4F-4ワイルドキャット
適度な内部構造に始まり今時の凸リベット表現などニヤニヤ喜びながら製作できました
次のスピットも楽しみですが
今後とも意表をついた製品楽しみです pic.twitter.com/AXO7NEskq7— たんたん (@F7gW6jA5oLdK5qv) 2018年12月1日
◆プラモデル リベット打ちの準備
まず用意するものはリベット打ちを始めるあなたの「根気と無心」です。
一度やり始めたら全てリベットの表現をしてあげないと見た目が悪くなりますので途中で辞めることが出来なくなります。
「最後までやり遂げるぞ!」という強い信念で臨んでください。
まず本物の写真があればリベットの数が正しいかどうか確認してみましょう。
たまに実物とプラモデルではリベットの数が違うことがあります。
確認が出来る写真がなければ、リベット打ちを始める前にプラモデルのリベットがある部分の写真を必ず撮っておいてください。
後でリベットの凸部を削ることになりますので。
既成のリベットの凸部を削り、鉛筆などで穴を開ける部分を描きます。
※重要※ この「下書き」は正確に行ってください。
ここが少しでもズレていると、後々少しずつズレていくことになります。
リベットの数等、作業前に撮っておいた写真と見比べて間違っていなければピンバイスで穴を開けます。
ピンバイスとは精密ドライバーの先端に細いドリルの刃が付いていて、手で回して穴を開ける事が出来る工具です。
細いものはすぐに折れる可能性がありますので取扱いには充分に注意してください。
このピンバイスで描いた点に穴を開けていきます。
リベットは綺麗に並んでいますので、穴もラインに沿って正確に開けてください。
穴が開け終わったら軽くペーパーでバリを落とし、筆や歯ブラシで開けた穴の中のゴミを払っておきます。
◆プラモデル リベット打ち仕上げ
さてリベットを用意します。
プラモデル用の、縮尺別に沢山の形状のリベットがありますので、インターネットで検索して、そのモデルに合う物を見つけてください。
そのリベットを穴に差し込み接着すれば完成です。
丁度よいリベットが見つからない場合は、ランナーを炙って溶かし、引っ張って穴に合う太さの細い線を作り、差し込んで背着、先端を切り揃えればそれっぽく見えます。
この繰り返しを頑張ってやり遂げましょう!
他の方法は「リベットスクライバー」という、先端が小さい輪っかになった「ノック式のボールペンの芯を引っ込めた状態」のような工具で、リベットの表現をしたい部分に強めに押し付けると「リベット状」の形が付くというものです。
こちらも形を付ける前に正確に下書きをしてから作業しましょう。
とにかく正確にゆっくり作業してください。
※ポイント※ 縮尺が合わない、大きいリベットは思い入れよりもリアル感が無くなる場合がありますのでよく考えてからにしましょう。
縮尺が小さいプラモデルでリベット止めの表現は、極細の針で軽く穴を開けて表現する人もいますので、縮尺によって表現を変えてみるのも良いでしょう。
表現には「それらしく見えれば良い」わけですし決まりがないので、他の表現方法を見つけるのも楽しみの一つです。
第3風防が付くと俄然らしくなる。このアングルだと、まるで生産ラインに居るような気分に浸れるのもプラモならではの魅力。とは言え、クリアパーツへのリベット打ちは、何度やってもシビれるね。
(・∀・) pic.twitter.com/cSaSv6lMni— うずまき (@nrc46477) 2018年5月2日