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プラモデルを複製できるレジン徹底活用術!

投稿日:2019年1月31日 更新日:

プラモデルを複製できるレジン徹底活用術!

◆プラモデルを複製できるレジンとは

「レジン」とは、アクセサリーやプラモデルの部品を複製させたい時に一般的に使用される、複製したい物に使う「樹脂」の事です。

レジンには不透明な物から透明な物まであり、色を付けることもできます。

 

近年では「UVレジン(紫外線によって硬化時間を早められる樹脂)」という物もあります。

 

プラモデルを複製するだけではなく、例えば製品化されていない物を自作した場合に、このレジンを使ってたくさん複製して販売する方もいます。

 

レジンは複数のメーカーが製造・販売しています。

複製したい物よっては「このメーカーのレジンが使いやすい」という場合があるので、初めての方はしっかりと調べてから購入しましょう。

 

最初は失敗するかもしれませんが、経験値をどんどん重ねていきましょう。

 

◆プラモデル 複製用「シリコン型」作成

まずは「複製したい物」を用意します。

※ポイント※

この「複製したい物」の表面にバリや凹みが無いかどうか先に確認し、必要であれば綺麗に整えておきましょう。

その「複製したい物」は、そのままの形状に型取りされてしましますので注意してください。

 

次にレジンを流し込む「型」をその複製したい物から「シリコン」を使って型取りします。

複製する物の形状によっては片面だけで良い物から、立体的な形状の物だと型を両面か、それ以上の型を作らないといけない物まで出てきますので、初めての場合は簡単な形状の物からトライしましょう。

 

まずは型を取りたい物にシリコンを流すのですが「複製したい物」が入る容器か、自作するなりして用意してください。

 

次にその容器と「複製したい物」に食器用洗剤を薄めずに塗布します。

これは、シリコンが固まった後にシリコンから外れやすくする為です。

塗布する時には「筆で薄く膜を張る感覚で、絶対に泡を立てないように」塗布します。

複製したい物の表面が滑らかな場合、この洗剤の筆ムラが型取りした後に残る場合がありますので場合によっては洗剤を少し薄めてください。

泡が立ったままシリコンを流し込むと、泡が出来た状態での物が型取りされてしまいますので気を付けてください。

 

次に「型を作る為のシリコンと硬化剤」を用意します。

購入したシリコンの説明書をよく読んで、必ずシリコンと硬化剤の比率を正確に計って混ぜ合わせましょう。

比率を間違えると硬化しない場合や硬くなり過ぎて型から部品が取れなくなる場合があるからです。

シリコンに硬化剤を入れしっかり混ぜ合わせた後、型に流し込みますが、ゆっくりとまんべんなく細かい部分に流れ込むように丁寧に流し込んでください。

この時しっかり流し込まないと、型から抜いた時の修正が大変になります。

 

流し込んだ後に固まるまで待ちますが、製品の質や季節によって硬化するスピードが変わりますので、説明書をよく読んで正しく守り待ちましょう。

大体約1日掛かります。

硬化したかは触ってみて弾力が出ているか確認し、乾いていると思ったら複製したい物をシリコンから外します。

洗剤を塗っているのでスルッと外れるはずです。

これで「部品を複製するシリコンの型」が出来ました。

 

◆プラモデル パーツ複製方法

次に「シリコンの型に流し込むレジン」を用意します。

 

「レジン」は型取りしたい物の用途に合ったものを用意します。

このレジンも製品の質や不透明・透明の物、色付けによって硬化時間などが変わりますので必ず説明書をよく読み、理解できない場合は恥ずかしがらずにメーカーに問い合わせてください。

 

レジンと硬化剤を指示通りにしっかり混ぜ合わせ、いよいよシリコンの型に流し込みます。

シリコンの型にも中性洗剤を薄く塗布しておいてください。

レジンもシリコン同様、ゆっくりと奥まで流し込むように速やかに作業しましょう。

説明書通りの硬化時間が過ぎたら、ゆっくり型から外しましょう。

季節や硬化剤の量によって型から外した直後、少し柔らかい部分があるかもしれませんので気を付けてください。

とにかく初めての方は説明書どおりに慌てずにトライしてください。

 

透明のレジンの場合は、硬化剤をと混ぜる容器は100均などで捨てても良い「透明のガラス容器」で混ぜてください。

混ぜる時に気泡がたくさんレジンの中に浮いてしまい、針などで取り除く事はほとんど不可能です。

気泡を取り除きたい時は「透明レジンを温める」という方法があります。

 

ピンポイントで透明レジンの気泡を取り除く細いドライヤーみたいな道具があります。

これは透明のガラス容器で混ぜ、家庭用のドライヤーで、容器自体に下から熱風を当てて気泡を取る事が出来るものです。

この方法をおこなう場合は、プラスチックの容器はドライヤーの熱で溶けるので絶対に使用しないでください。

気泡が無くなったら速やかに泡が立たないように、静かにシリコン型にゆっくり流し込みましょう。



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