プラモデル 車の塗装をエアブラシできれいに仕上げる方法と値段紹介!
・エアブラシ塗装とは
「エアブラシ」と言いますが、簡単に言うと「好みの色を調合した塗料を缶スプレーのように圧縮された空気とともに噴き出し塗装できる道具」です。
自分が調合した好みの色で、細かい粒子で「塗装シボ」もなく綺麗に塗装出来ます。
・初心者にエアブラシ塗装はむずかしい?
初心者には難しい「ある意味熟練した者が使う道具」だと思います。
個人的には使い方は慣れないと難しい、初心者向きでは無い物だと思います。
ボタンを「押すと空気が出て、引くと塗料が出る。」
その感覚は体で覚えないとうまくいきません。
エアブラシの先端を一つのボディを塗装する際に何度か手入れしないと、塗料が溜まってボディにボタボタと飛んでしまう事があります。
空気を圧縮する「コンプレッサー」を使うことになりますが、ある程度大きいものでないと、すぐに圧縮が弱くなり連続して吹き付けることが出来なくなりますのでエアブラシに関する道具を初めて揃える時は、よく調べてからにしましょう。
圧縮空気は水分が発生することがあり、空気と一緒に水が吹き出し、塗料と一緒に吹き付けてしまい大失敗したことがありますので、エアフィルター付きのものが良いです。
注意したいのは、塗料にも制限がある点です。
明らかに目視で粒が確認できるような「ラメ入り塗料」は、エアブラシの先端を詰まらせてしまって使えなくなる場合がありますので、わからない場合は店頭で「この塗料はエアブラシに使っても大丈夫か?」と聞いてください。
使用する塗料によって希釈が異なりますが、塗料の原液をそのまま使わないで、うすめ液で1:1以上に薄めて使います。
一番気を付けたい事は、エアブラシ本体は安いものから高額なものまで、色んな種類が販売されています。
買いたいエアブラシを、もし手に持って見る事が出来るならば、ボタンがスムーズに動くかだけでも確認しましょう。
少しでも「引っかかり」等があったら、吹出す塗料の状態に影響を及ぼします。
安物買いの銭失いにならないように出来れば確認をしましょう。
「エアブラシは難しいよ」と書いてしまいましたが、プロの人でも最初から完璧に出来たわけでは無いし、気を抜いて失敗することもあります。
あまり考え過ぎずにまずはトライしてみましょう!
・エアーブラシを使うと出来ること
エアブラシに慣れてくると様々な使い方が出来るようになります。
圧縮された空気と、吹き出させる塗料を調整することによって、薄く平均的に塗装できたり、上級者はボディにグラデーションをつけることも出来るし、絵を描くことも出来るようになります。
何よりも市販されていない色を自分で調合し、それを綺麗に吹き付けることが出来ます。
その他、艶消しの塗料を使って「汚し」を表現することも出来るようになります。
自分なりの使い方を発見するのも楽しいでしょう。
・エアーブラシ塗装に必要な機材と価格
エアブラシを使うまでに用意するにはそれなりに金額が掛かりますので、今後、どこまでエアブラシを使っていくかによってどこまでの物を揃えるか?が問題になってきます。
1:コンプレッサー 約18,000円~
圧縮空気を発生させる機械
2:レギュレター 約5,000円~
圧縮された空気中の水分やホコリを取り除いてくれるフィルターのようなもの
3:エアブラシ 約5,000円~
塗料を吹き付けるために必要な物
4:エアブラシスタンド 約1,800円~
塗装中に手を離したい時、塗料が入っている状態でのエアブラシはそのまま置く事が出来ないので、塗料がこぼれないように引っ掛けるようにして置ける専用スタンドが必要です。
5:塗装ブース 約18,000円~
エアブラシは大体室内での作業となりますので、吹き出したミストが部屋中に飛び散らないためにミストを吸い込んでくれる専用の「塗装ブース」が必要です。
6:防毒・防塵マスク 約1,500円~
エアブラシから噴射されるミストは人体に非常に悪いので、必ずマスクを着用しなければなりません。
7:エアブラシ用の洗浄溶剤
使う塗料によって溶剤が変わりますが、エアブラシの使用後に内部や先端に溜まった塗料を洗い流すためのものです。
使用後は綺麗に洗浄しないと、中で塗料が固まって使えなくなる可能性がありますので必ず用意しておきます。
値段はそれぞれの塗料の溶剤の量と価格により異なります。
このようにエアブラシを使い始めるために道具を揃えるには、最低でも約50,000円ぐらい掛かります。
ただ「お試しセット」という、初心者向けの「コンプレッサーとエアブラシのセットのみ」が、約15,000円くらいからありますので、どのようなものか、まず購入して確かめてみるのも良いかもしれません。
もしくは中古を探してみるのも良いかもですね。
必ず体のことを考えて防毒・防塵マスクだけは購入しましょう。